伯母さんの家での出来事
弟の入院の為、同じくらいの同性のイトコのいる伯母の家に預けられました。
自分の家とは何もかも 違っていました。
殴られない。風呂に漬け込まれない。怒鳴られない。シバキ棒の孫の手もありませんでした。
保育園での出来事、観たTVの事、外遊びでの事、イトコたちは好きな事をしゃべっていました。親に忖度をして話題を考えているようでもなかったです。
食事の時も、
「ママ、これ大きすぎて食べられないから、切って」
「これ、おいしいからもっと食べたい」
「これ、嫌い。ちょっとにして」
「パパ、これ好きだから私にちょうだい」
などと、好き勝手なことを言っていました。自由すぎる発言にすごくビックリしました。
「あさみちゃん 遠慮しないで困っていることがあったら、言ってね。」
伯父と伯母は気を使ってくれましたが、私にとっては 怒られないだけで天国です。
「あさみちゃん 明日 お父さんが迎えに来てくれるよ。弟くんも元気になって退院したって。良かったね。」と伯母から告げられました。全然、良くありません。また、怒られる家に帰るかと思えば、うんざりしていました。
この伯母の家での滞在が、いつ迎えに来てくれるかわからない本当のお母さんを待ちながら毒母の元で暮らすよりも、他人の家で暮らす方が快適だという発見につながりました。
早く大きくなって 家を出たい!!
早く自由になりたい!!
未来への目標ができました。