主任メンタルがやられる
2社目の就職先での出来事です。
仕事はハードな面もありましたが、母親に会社訪問されることもなく、平和な日々が過ぎていきました。専門的な仕事という事もあり、帰宅後仕事に関する事を自宅で勉強することもありました。
”24時間戦えますか?”の時代だったので、もちろん残業もありました。
しかし、母親はそんな私の生活が気に入りません。
「女は男に養われてこそ」「女が仕事をそんなにするのは恥」などと文句を言われましたが、文句を言われるのには慣れていたので、聞き流していました。
母親は想定外の手段に出ました。
電話帳を片手に片っ端から主任と同じ苗字の人に電話をし 「A社にお勤めのNさんのお家?」と聞いてまわり とうとう主任の電話番号を見つけてしまいました。
それからは ほぼ毎日主任のご自宅への電話攻撃が始まりました。
「ウチの娘に変な仕事はさせるな」
「ウチの娘がお宅で働いてあげているのがわからないのか」
「他の人と同じ扱いをするな」
などなど 支離滅裂な事を言っていたようです。
なぜ私がこの事を知っているかというと 主任より「お母様は電話が好きなの?」と聞かれたことをきっかけに 主任の愚痴を聞いていた方に教えていただきました。
もちろん、主任のお宅への電話は控えるように母親への説得を試みましたが 無理でした。
だんだんと主任の様子がおかしくなりました。
職場でも電話が怖くなり取れないというのです。
ある日突然、「もうなんなの。うちの娘は働いてあげているって・・・」と叫んだかと思うと泣き出したのです。今思うと メンタルがやられてしまったのでしょう。
主任の様子がおかしくなったことで、他の人から距離を取られるようになりました。
辞める以外の選択肢はありませんでした。