運転手
免許を取って車を購入し、何とか運転にも慣れた頃、"買い物に行きたいから付き合って"と言われた。ちょうど、その日は予定がなかったので、同行することにした。
母「やはり、女同士だからお父さんと違って 気を使わなくても良いね。」
と、とても楽しそう。
私「そうだね、たまには良いね。」
母「運転免許取らせてあげて良かったわ。こうして 遊びに行けるし、あなたも運転できて便利でしょ」
免許取らせてあげたって・・・なんか恩着せがましい言い方・・・
しかし、
それが習慣化してしまい お供をするのが当たり前となってしまった。
ほとんどの、休日が母親とのショッピング・ランチとなり たまに友達と約束していても、
母「週末 楽しみにしていたのに・・・」とちょっと恨み節。
なんかやばい空気感。
しかたなく、友達との約束はキャンセル。
だんだん、友達とも約束ができなくなり、疎遠になっていった。
母「本当にあなたは友達がいないのね。色々とちゃんとできないから 嫌われているんじゃない?やっぱり親子が一番よ。親は大切にしないと。」
もう少し気を使って欲しい。親は大切だが、友達も大切。
でも、
母に付き合わないと、“親不孝者”などと言われ冷たい仕打ちを受ける。
だから、いつも仕方なく母の都合を優先させてきた。
これが洗脳で落ち込んでいく悪循環になるとは気が付かずに。