asamiXの毒親ダイアリー

人もうらやむ仲良し親子でした。 休日には、ショッピング・ランチ。 お洋服のシェア。 周りからは、若々しくステキな母と言われていました。 でも、本当は・・・ とても息苦しかったのです。

ただいま逃走中

逃走中という番組、人気がありますね。

でも、私はあの番組を見ると 息苦しさを感じます。

何故ならば、リアルで逃走を経験しているから。

 

ハンター(母親)から、隠れる時は息を殺し 逃げる時は全速力で、でも幼児の知恵では隠れているつもりでもすぐに見つかってしまうし、全速力で逃げてもすぐに捕まってしまいます。

捕まると、縛りあげられて殴られたり、物置に閉じ込められたり、残り湯のある浴槽に沈められたり・・・と どんな制裁を受けるかわからない。

その恐怖から逃れるために、ひたすら逃げました。

 

就職後、実家を脱出するために、色々と策を練りましたが、そのたびに一人暮らし失敗。

今の時代のように、個人が電話を持たず自宅に1台というのも災いでした。

「どこまでも、しがみついてやる。逃げられると思うな」が母親の口癖でした。そして、そのためには、手段を選びませんでした。

 

結婚後、主人の転勤を機会に物理的に逃げることができましたが、今度はリモート支配が始まりました。何度か、距離を取ろうと試みましたが、すぐに距離を詰めてくるのです。

 

逃げるからダメなのだ。

逃げないで距離を詰めておいて 一気に逃走しようと考えました。

そして、すごいストレスでしたが、相手の好む距離まで縮めて、油断をさせました。

その後、一気に連絡を取らない 距離を開けるという手段を取りました。

 

コロナの影響で、往来も制限されたこともあり、今のところ 接触もありません。

 

このまま、無事に逃げ切りたい。

賞金(遺産)はなくてもいいから、逃げ切りたいです。

いや、絶対に逃げ切るぞー!!

12月は苦手

今年は自分用にお菓子の入った小さなクリスマスブーツを買いました。

 

幼い頃、お店で「いいなぁこれ」

とふと漏らしたら、母親から

『こんな物にお金を出すのは、もったいない』と烈火のごとく怒られ とても怖い思いをしたので、その時の幼い自分にプレゼントする感覚で購入しました。

 

母親は、人付き合いと見栄の為、10人分くらいありそうな大きなバターケーキを毎年買って来てくれましたが、

『アンタの為に買って来てあげたんだから、感謝して食べなさい』

と怒鳴られ、食べ切るまで2〜3日ずっとケーキだけを食べていた記憶があります。そのせいか、今でもケーキは好きでないです。

 

チキンは高価なので 父と弟の分しかありませんでした。弟くんが おすそ分けしてくれようとしましたが、母親に見つかってしまい

『もったいないから、あさみにはあげなくて良い』

と怒られていました。気を利かれたばかりにかわいそうでした。

 

毎年 弟くんと2人 

“こんなクリスマスパーティをしてくれてありがとう‼︎ 最高です!”

オーラを出しながら、内心はこれ以上怒りを勃発させる事なく無事終了するのを祈っていました。

 

12月に母親の誕生日があるので、

「おめでとう」

と言うと

『そんなに年を取らせたいのか💢』

と怒り

何も言わなかったら

『親の誕生日を祝う気がないのか?気が利かない💢』

と怒る。

毎年、どちらの怒られるを選ぶか究極の選択でした。

 

平和に過ごせている今、小さなクリスマスブーツを眺めながら、子供時代を思い出し幼かった自分を抱きしめてあげたい気分です。

 

MY LIFEノート にチャレンジしました。

自分を整理するライフログとして朝日新聞出版から出ているノート(1200円+税)を書店で購入しチャレンジしました。

ピンクの表紙で中もカラフル かわいいです。

構成としては

自分自身について・好きな事・思い出・いいこと・幸せチャージ・体調・住環境・おしゃれ・お出かけ・未来・言葉の記録 など11項目について記入していきます。

 

私は、

好きな事→住環境→おしゃれ→お出かけ→言葉の記録→体調→いいこと→幸せチャージ→思い出→未来→自分自身について

の順番で書きました。

 

“体調”の項目までは スラスラと書けましたが、”いいこと”から後の難易度が高かった。

まず、自分の人生でのいいことを思い出すのに時間がかかりました。

幸せチャージの項目では 自分への褒め手紙を書くのに四苦八苦。

思い出の項目の”我慢したこと” ”後悔していること”などのネガティブな部分は書きたいことが絞り切れず、これまた苦労。子供時代の楽しい思い出は全く思い出せない。

未来の項目は、今まで自分の未来について考えることがなかったので、良い経験になったと思います。

 

超絶マックス難易度が高かったのが、自分自身について書く項目。

出生地なんて、悩みに悩んで”病院”とお笑いのような答えを記入。

育った場所は、いつも箱の中に閉じ込められていたような息苦しさや監視されているのを感じていたため”箱の中”と記入。

自分のいいところ なんて 全く思いつきません。書き方アドバイスとして「親に褒めてもらった事を思い出して」とありましたが、褒められたことは1度もありません。

人より優れていること欄には、危険察知・回避能力が高い。と記入しました。こればかりは、親のおかげですね。油断大敵の環境で育ちましたので。

 

1ヶ月くらいかかりましたが、自分自身を俯瞰してみることができたように思います。

自己肯定感が”無”だったのが”低め”になりました。ちょっとは、進歩したのかな?

メジャー処分

洋裁などをしないので、年に数回しか使うことがなかったメジャーですが、見る度・使う度に辛い思い出が蘇るので、100円均一で新しい物を購入し処分しました。

 

あれは小学校5年生の時・・・

家庭科の授業でメジャーが必要となり、母親に「買って欲しい」とお願いしましたが、

「紐で計って その後 物差しで紐の長さを計ればよいから 必要ない」と買ってもらえませんでした。

翌日、紐と物差しを持って登校しましたが、先生より「メジャーを準備して欲しい」と再度言われました。

 

帰宅後 お小遣いを握りしめ 当時住んでいた小さな町の1軒しかない雑貨屋さんに出向きました。実はその雑貨屋さんは以前母親が「田舎のしょうもない店」などと失礼極まりない暴言を何度か吐いたため 私は出禁に近い状態だったのです。

勇気を振り絞り入店しました。店員さんの突き刺さるような視線。「これ、下さい」と伝えましたが、「売れない。」と断られました。このお店で売ってもらえないと バスに1時間ほど乗って隣町まで行かないと購入できません。そんな時間もお金もありません。

何人かの大人に囲まれて怖かったですが、店員さんに自分がどれだけこのメジャーを必要としているかプレゼンし、どうにか売ってもらうことができました。

 

帰宅後、母親に「どこへ行っていたか?何を買って来たか?」聞かれました。正直に「先生が必要と言うので、お小遣いでメジャーを買って来た。」と言ったら怒られましたが、お店での恐怖感が強かったので、どれ程怒られたかは覚えていません。

 

手に入れた安心と同時に学校で必要な物なのに、なんでこんな辛い思いをしなくてはいけないのかと感じ とても惨めでした。

 

自分用には3千円もするマニキュアを購入するのに、子供には200円もしない学用品を買わないなんて やっぱり変です。

自傷行為

4~5歳の頃から 大嫌いなぬいぐるみを、母親の目を盗んではいつも殴ったり蹴ったりしていました。何故か、暴行を加えるとスッキリしますが、モヤモヤもするそんな複雑な心境でした。

爪切りで 皮膚の表面を傷つけたり・・・見えるようで見えない場所に引っかき傷を作ったりしていました。

 

言語化できない、自分のつらさや気持ちを解って欲しい、親からの価値観の押し付け、家庭内のくつろぎがなく緊張感で息が詰まりそう、という気持ちからこのような行動をとっていました。

 

中学1年生の頃だったと思います。

母親からのダメ出しの嵐の日々を送っていました。反抗期とも重なりとうとう感情が爆発してしまい、

私「お母さん、私はダメなところは数えきれないほどあるけど、良いところある?1つでもある?」

母「・・・」

私「良いところが1個もない人間、生きる価値ある?生きていていいの?」

母「・・・」

母親は無言で部屋を出ていきました。

その時に、自分の中で鉄の扉が閉まるのがわかりました。心を閉ざしました。

もう何をどうしても私を理解してもらえることはないとハッキリと自覚しました。

そして、その後”自傷行為”は なくなりました。

 

自傷行為が、自殺願望に変更されました。

デフォルトで「消えたい。死にたい」と脳内再生されるようになり、何の取柄もない生きる価値のない人間だと思っていました。自己肯定感は、ゼロどころかマイナスだったと思います。

私が生きていることで、誰かの生きるスペースを奪っているような感覚さえもありました。

 

自殺に失敗しまくり 今生きています。

幸いにも周りの人間に恵まれて、だんだんと“自分は生きていても良い存在”と思えることが多くなりました。

自分を受け入れてくれる人がいれば、自然と生きていく力が出てくる気がします。

”親ガチャ失敗”という言葉

ちょくちょく聞こえてくるこの言葉 何か気になります。

親の立場から言わせてもらうと、お弁当作り、洗濯、部活・塾の送迎、PTA活動など とりあえず頑張ってきたつもりです。それなのに 思春期の我が子に”親ガチャ失敗”と言われたらショックです。

私が思うのに ”親ガチャ失敗”と言える子供は、きっと不満をぶつけても親は理解してくれると信頼してくれているからではないかと思います。

だから、もし我が子に”親ガチャ失敗”と言われたら、どの部分でそう感じるのか話し合いをして 今後の親子関係の改善点を見つけられたらと 思います。

理想論ではありますが・・・

                                        

中学生の頃の自分に戻って考えました。

”親ガチャ失敗”という言葉を親に言えただろうか?

機嫌を損ねると何をされるかわからないので、絶対に言えません。

ライフラインを断ち切られる恐怖、生き抜くために自然と口を閉じたでしょう。

「私は、ガチャ成功だよ。だって、こんなに幸せで恵まれているもん」と言い切ったでしょう。

内心は、『アンタなんか親じゃない!!』って思っていました。自分の理解者だと思ったこともありませんでした。もちろん、信頼関係はありません。

人を信頼するだけ無駄、人に期待するだけ無駄、と生きながらに教えてくれた人です。

 

つまり、私自身は”親ガチャ失敗”したのです。

 

もし、生まれ変わることがあれば次回は親ガチャを回す前に

「私、失敗しないので!!」

と、強気で言い切ってからガチャします。