自傷行為
4~5歳の頃から 大嫌いなぬいぐるみを、母親の目を盗んではいつも殴ったり蹴ったりしていました。何故か、暴行を加えるとスッキリしますが、モヤモヤもするそんな複雑な心境でした。
爪切りで 皮膚の表面を傷つけたり・・・見えるようで見えない場所に引っかき傷を作ったりしていました。
言語化できない、自分のつらさや気持ちを解って欲しい、親からの価値観の押し付け、家庭内のくつろぎがなく緊張感で息が詰まりそう、という気持ちからこのような行動をとっていました。
中学1年生の頃だったと思います。
母親からのダメ出しの嵐の日々を送っていました。反抗期とも重なりとうとう感情が爆発してしまい、
私「お母さん、私はダメなところは数えきれないほどあるけど、良いところある?1つでもある?」
母「・・・」
私「良いところが1個もない人間、生きる価値ある?生きていていいの?」
母「・・・」
母親は無言で部屋を出ていきました。
その時に、自分の中で鉄の扉が閉まるのがわかりました。心を閉ざしました。
もう何をどうしても私を理解してもらえることはないとハッキリと自覚しました。
そして、その後”自傷行為”は なくなりました。
自傷行為が、自殺願望に変更されました。
デフォルトで「消えたい。死にたい」と脳内再生されるようになり、何の取柄もない生きる価値のない人間だと思っていました。自己肯定感は、ゼロどころかマイナスだったと思います。
私が生きていることで、誰かの生きるスペースを奪っているような感覚さえもありました。
自殺に失敗しまくり 今生きています。
幸いにも周りの人間に恵まれて、だんだんと“自分は生きていても良い存在”と思えることが多くなりました。
自分を受け入れてくれる人がいれば、自然と生きていく力が出てくる気がします。