asamiXの毒親ダイアリー

人もうらやむ仲良し親子でした。 休日には、ショッピング・ランチ。 お洋服のシェア。 周りからは、若々しくステキな母と言われていました。 でも、本当は・・・ とても息苦しかったのです。

マッチで火あぶり???

私が子供の頃のガス台は、今のように電池で点火するようなものではなく、マッチを使って点火するものでした。

そのため、我が家には常に大きなマッチ箱がありました。

 

時々ですが、母親は罰を与えるという名目でマッチ箱を持って火を押し付けようと私を追いかけまわしてきました。

これは、本当に脅しのつもりだったと思います。

本当に火を押し付けたら 虐待の証拠となる火傷が残るので、本気ではなかったと思います。

 

しかし、当時の私にはそんなことは判るはずもなく、本気で怖かったです。

そこで、考えました。

購入したてのマッチが湿気で点かないのはおかしいので、使用して3分の1ほど減ったら少量のマッチを濡らす。

という方法でした。

すべて、濡らすと新しい物を購入することになるので、何本かに1本ハズレを作ったのです。

母親がトイレに行っている間など、隙をみつけてはセッセと濡らしました。

 

ある時、母親がポツリと

「何で マッチが点かないのかな?水が飛び散っているのかな?」

と言っていました。ちょっと、焦りましたが聞き流しました。

 

数日後購入店で、なんと驚いたことに

母親「この店のマッチどうなっているの?はじめはちゃんと使えるのに途中から湿って使えない物が混ざっている。不良品でしょう!!!」

とわめき散らし始めました。

理不尽なクレーマー相手に謝罪を続ける店員さん。

『おじさん、ごめんなさい。犯人は私です。』

と 心の中でつぶやいていました。

店員さん「水場の近くにマッチを置いていませんでしたか?水が飛び散って湿ってしまうことがあります。置き場所を変えてみてください。」

と提案されました。しかし、日本語が通じないのが毒系クレーマー。

店内は散々な状態になりました。

 

大人になって、チャッカマンなど点灯用具を見ては、

「子供時代にこれがなくて良かった」

とつくづく思いました。