asamiXの毒親ダイアリー

人もうらやむ仲良し親子でした。 休日には、ショッピング・ランチ。 お洋服のシェア。 周りからは、若々しくステキな母と言われていました。 でも、本当は・・・ とても息苦しかったのです。

死んだように生きていました

16歳の時に戸籍を閲覧する機会がありました。

するとそこには、私は母親の実子として記載されていました。

幼いころから夢見た本当のやさしいお母さんはもう二度と現れることがないという現実を突きつけられました。そして、とても傷つきショックを受けました。

あの鬼母が実の母親とは・・・

 

生きていくための手段として、

1.母親を好きになる努力をする

2.母親に好いてもらえるよう努力する

 

この2点を当面の目標としました。仮にも育ててもらっているのだから、自立できるまではこうして生き延びるしかありません。

 

やっと就職したものの母親は自立できない様に 邪魔をしてきます。

一人暮らしができない様に、不動屋さんに嫌がらせをするので部屋は借りられませんでした。

 

結婚して家を出て、子供ができて何とか離れることができましたが、何かあるたびに距離を詰めてきます。

ここまで、追いつめられると私も 子供が人質に取られているような気持になり、母親の言いなりに生きるしか方法が思いつきませんでした。

 

まさに、死んだように生きていました。

 

しかし、ある時

「親が先に見捨てたら、子供は親に見捨てられたら嫌だから、子供は必ず言うとおりにする。見捨てた方が勝ちよ。」

という母親の言葉が脳内再生されました。

その時、

『私は人生の最初から見捨てられていた』

と、気が付きました。

 

母親から離れることを決意したのでした。

離れた今は、生きている実感がとてもします。

電話やめました

ある夜母親から

”話したいことがある。都合の良い時に電話するように”

とLINEが来ました。すぐに、折返しの電話をしたら、

母親「はあ?何でかけてくるの?うっとうしい!相手の都合を考えていない。本当に察しが悪すぎる。」

私「では、改めてかけなおすから 一旦切るね。」

母親「何で切るの?すぐに切るのだったら、かけてこなければいいでしょう。本当に人の迷惑を考えない子だね。うっとうしい」

私「LINEが来てすぐだったから 今なら都合が良いと思ったの。申し訳ありませんでした。お母さんの都合の良い時間にかけなおしてもらえる?」

母親「じゃあ、仕方ないから・・・」

と話を始めました。

 

肝心の内容は、どうでも良い事でした。

 

10分ほどすると、マシンガントークが一区切りしたので、

私「私は察しが悪いから、お母さんの都合の良い時間に電話することは難しいので、今後は私からは、電話しない。夜中でも早朝でも遠慮なく、お母さんから電話くれる?私は、自分の都合の悪い時は出ないから、お母さんの都合で電話してきてね。」

と、とても冷静に落ち着いて伝えました。

母親「今までは、アンタの都合に合わせて電話をもらっていたけど、悪いけどこれからは遠慮なく電話させてもらう」

と答えました。どうやら、自分が電話をする主導権を握ったと思ったようでした。

 

しかし、私の意図は違いました。もう、二度とあなたとは電話をする意志はないという事です。電話をしないという事は、着信があっても折返しの電話すらしないという事です。

 

その後、何度か着信はありましたが、折返しはしていません。

LINEもきましたが、おはようスタンプしか使用は認められていませんので、既読スルーです。

 

こうして、親子としての最後の会話を終えたのでした。

もう二度と話をすることはないと思います。いや、もう話したくないです。

うっとうしいから

LINEの返信

母親からのLINEは10~15分以内で返信しないと、機嫌が悪くなり怒りのLINE・電話攻撃が始まりました。

万が一遅くなった場合は、運転中だったとか病院内で通知を切っていたなどと、母親が納得する理由を述べないと大変な事になっていました。

 

納得する理由と言っても、あまりにも自己中心的な考え方でその時の気分によって違うので、こちらとしては出たとこ勝負な面もありました。

以前は 運転中でも認めてくれませんでしたが、「運転中のスマホダメ!!」というCM
が流れるようになってからは、運転中はOKとなりました。(ありがとう!!警察)

しかし、仕事の会議中で返信できなかったと告げると、

「女はたいした仕事をしていないはず。アンタごときの仕事なんかどうでも良い。親への返信の方が大切だ!!」

と、まともに勤労したことがない母親らしい訳の分からない事を、言われていました。

 

そんな調子でしたので、母親の機嫌を損ねない様に着信を気にして、四六時中スマホをチェックしていました。

家事をしていても 着信があれば即レスしていました。

今考えると、ノイローゼ状態でした。

 

叔父の葬儀の時、

「アンタのLINEはうっとうしい。おはようスタンプしか許可してない。送ってくるな。」

と 安らかに眠っている叔父も飛び起きそうな勢いで 葬儀場で怒鳴られました。

 

でも、私にとっては願ってもいないチャンス!!

もう、LINEをしなくても良いのです。

毎朝、おはようスタンプさえ送れば良いのです。

 

それ以来、返信はしていません。

着信も気にしていません。

ストレスフリーです。

加害者の気持ちを想像してみた

母親とまだ交流があった数年前、虐待の報道があると

「何で殺すまでやるのかな?その手前でやめないと次ができないからダメだよ。」

「確かに楽しいけど、快楽に負けてはダメ。楽しい事を続けたければ、ある程度の我慢は必要。」

と上から目線で、報道される虐待親をジャッジしていました。

さすがは超エリート毒親、思考が一般人とは違いすぎます。

「しつけしているだけなのに今の時代は虐待って世間が騒ぐから、気の毒。昔は良かったよ。」

「法律が変わって、しつけが虐待ってなっただけだから、私のしたことは虐待ではない。」

などと、ぶっとんだ発言をしていました。

                

うわー!!!私、貴女に何度も殺されると覚悟を決めましたよ。

昭和の”ビンタは親の愛”の時代に、児童相談所の職員さんが訪問してくれましたよ。

 

そこで、母親の気持ちを想像してみました。

しつけをするために、子供の目線になって諭して根気よく教えるという手間のかかる方法ではなく、即効性のある暴力を選びました。

幼い子供は怖いので、言う事を聞きます。

ビンタは親の愛の時代だったし 最初はしつけだったのでしょうが、ビビる我が子を見て快楽を覚えたのだと思います。日々の溜まったストレスも発散できたでしょう。

自分が家庭内で天下をとった気分になり、女王様気質の母親にとって、常に自分の意のままになる家来がいるのは楽しかったと思います。

 

子育てをしていると、ついつい手をあげることは誰でもあると思いますが、そこでストレス発散できたと気が付いてしまい 快楽まで覚えてしまう。

こうなると、親自身の心の問題として何らかの対処が必要かと思います。

 

諭すのではなく暴力によるしつけ。

自分のストレスを弱い者に向けて発散。

とてもお手軽ですが、その代償は大きいと思います。

被害者の気持ち

最近、立て続けに虐待で亡くなった子供さんのニュースが報道されています。

その子がどんな気持ちで逝ったかと想像すると 哀しいという言葉では表しきれません。

 

「お母さん(お父さん)に殺されるのだ」

「私は生まれてこなかったらよかったのだ」

「生きている資格はないのだ」

私自身、半殺し状態にされる度にこのように感じていました。

 

殺されていないだけで、ツライ状態にある子供さんもいます。

「殺されなかったから、生きているから良かったね。」

では、ないのです。

守ってもらえるはずの親に半殺しにされたという、その哀しみを抱えて生きていくのです。

大人になっても

「いつ自分の身に危険が及ぶかもしれない」

という過剰防衛の状態で生きて行くのです。

「人は危害を与えてくるもの」

という人を信じられない状態で生きてい行くのです。

「人の温かさ、優しさはドラマの中だけ、フィクションだ」

と思いながら生きていくのです。

 

本当は5歳の時に私は、死んでいたはずです。

もしかしたら、今はおまけの人生かもしれないのです。

おまけで、50年近く生きているのです。そう思うと奇跡です。

 

虐待死した子供さんの報道を観る度に 今も親に半殺しにされている子供たちへと、子供の頃の私に、つぶやきます。

「辛かったね。頑張ったね。次はまともな親を選ぶのだよ。」

離婚したいと相談をしてくる母親

高校生くらいになってくると、

「お父さんは何も察してくれないから、離婚したい。」

と私に相談をしてくるようになりました。

 

アイドルに「キャーキャー」と言っているような高校生に離婚の話をしますか?

その子の父親の悪口を言いますか?

 

毒父と言っても、やはり親の悪口を聞くのは 嫌いな感情も増幅するので、嫌でした。

 

「離婚したいが、生活力がないので無理。だから 我慢して生活している」

「高校を卒業したら、もう働けるね。いい会社に入れるといいね。」

「親が離婚したら片親になるので、アンタ達が結婚する時に支障になるからアンタ達の為に我慢してあげている。」

が口癖でした。

 

聞き流していましたが、

『アンタがいい会社へ就職したら、離婚できるから就職ガンバレ!!』

『親を養うのがアンタの使命。それが親孝行』

『子供の為に自分の人生を犠牲にしている。』

という、無言のメッセージが込められていました。

 

見捨てている子にそれ言いますか?

 

ゴミ箱役にATM役 どれだけ、人にパラサイトするのですかね。

自分が離婚しない理由を”子供の為”と言って、子供に自身の人生の責任を負わせていますね。

子供は親の所有物と常日頃から言っていたので、私の事は人間だと思っていなかったと思います。

自分の所有物にゴミ箱とATMをさせて何が悪いのだ!!

という言い分だったのかもしれません。

 

『本当に離婚したいのであれば、自分が働くべきだ』

と 心の中では思いながらも絶対に口には出せないので、我慢して愚痴を聞き流していました。

 

絶対にたかられない様にしよう

自分は自分の人生に責任を持てる人間になりたい

と 決心したのでした。

 

母親はブツブツ文句を言いながらも、未だに離婚をしていません。

母親の愚痴を聞く

高校時代 帰宅するとまず1時間程度 母親の愚痴を聞いていました。

時間がもったいない! 1時間×365日×3年間ですから、すごい時間です。

この時間があれば、東大・京大へ行けたはず とは言いませんが、ある程度の成績は残せた可能性はあります。

 

ある時仲良しのお友達に 「母親の話を聞くのがツライ」と思い切って打ち明けてみました。

彼女は、「放課後はすぐに帰宅せず、学校外の図書館(学校の図書館は16:30に閉館)などで勉強して夕食近くになって帰宅すればいいのではないか?」

という、提案をしてくれました。

 

早速、実行しました。

しかし、快適だったのも束の間 父親が不在の場合は、夕食後に人生相談の時間を変更してきたのです。

そしてとうとう母親は私が、自分の思い通りにならないのが気に入らず、以前のようなタイムスケジュールに戻したかったのか、図書館まで私を探しに来るようになったのです。

 

こうなれば、ホラーです。

自分の目的を達成する為には、手段を選ばない、恐るべしコントロールマザー!!!

逃げても逃げても 追いかけてくる。すごい 執着心。

ルパンを追いかける、銭形警部よりすごいです。敵ながらあっぱれ!!

 

お友達にも迷惑をかけるので、観念してまっすぐに帰宅することにしました。

母親は上機嫌で、毎日毎日 父親・お姑さん・親戚・ご近所さん・お友達などの悪口を垂れ流してきました。

 

私はゴミ箱か!!!

 

あの観察力といいますか、人の欠点を探す能力の高さは すごいと思いますが、見習いたいとは思いません。